二軸押出機用部品
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Extruder Technology
二軸押出機用部品
材質分析とコンサルティング
品質は、当社が競争力を維持するための重要な基準です。 当社の整ったラボ設備は、製品の高い品質基準を保証するだけでなく、材料のあらゆる側面をカバーする一連のサービスをお客様に提供することを可能にしています。 材料の選択と取り扱いに関する長年の経験により、押出機に関する専門的なコンサルティングサービスを提供することができます。 摩耗や腐食などの問題についてお聞かせください。当社はお客様と一緒に最適な解決策を考えます。また、特殊材料を使った部品の製造も可能です。 当社の材料研究所には、広範囲の分析設備があります。
適切な材料選択に加えて、当社のラボでは様々な調査を行うことができます。
優良パートナーの協力による追加診断
パートナー企業、大学、技術研究所、研究機関のネットワークを利用して、さらなる調査を実施することができます。 これらの材料試験には、引張試験、ノッチ付き棒の衝撃試験、熱膨張係数(CTE)の測定、SEM調査、ナノインデンテーションなどがあります。 材料とその摩耗メカニズムに関する当社の知識をぜひご活用ください。
イメージビデオ(スクリューエレメント、バレル、シャフト)
Screw elements
スクリューエレメント
ほぼすべての二軸押出機の特徴は、モジュラーデザインにあります。
スクリュープロファイルは、特定のプロセスタスクのニーズに合わせて簡単に調整することができます。
そのために、スクリューエレメントが共通のシャフトに取り付けられています。
異なるスクリューセグメントは、搬送、圧縮、逆搬送、バリアー、混練を行うように設計されています。
もともとセルフクリーニング作用のある形状をさらに最適化し、外径や内径、輪郭を変更することで特定の特性を高めることができます。
吸気または搬送容量の増加、または温度と応力ピークの減少を目的に、密接に噛合ったセルフクリーニング効果を下げた設計にすることもあります。
長年の耐蝕・耐磨耗精密部品製造の経験とユーザー様からの評価を基に構築した材質を豊富に取り揃えております。
各種エレメントは、初期設計におきましてドイツ本社技術スタッフによる入念な検証を経てからの製造工程を踏んでおります。
また、製造拠点を中国(江門)にも構え、素材・加工機・刻印の内容全てをドイツ本社の基準に沿って、製造しております。
設計におきましては、従来の設計に捉われず、お客様のご要望に沿ったお客様オリジナルのデザインにて製造することも可能です。
ご検討の際は、ご遠慮なくご相談ください。
今後とも、年間数万個の製造・販売の経験を活かし、より良いご提案ができるよう努めてまいりますので、弊社製品をご愛顧くださいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
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エレメント材質
材質コード | 材質 | 硬度 |
---|---|---|
00 | 窒化鋼 | 900-1050 HV0.5 |
05 | ステンレス鋼 | 48-50 HRC |
71 | 工具鋼 | 58-60 HRC |
EB | 窒化ステンレス鋼 | 900-1050 HV |
SN | ステンレス鋼 | 58-60 HRC |
SD | 粉末焼結金属(HIP) | 61-64 HRC |
15 | 粉末焼結金属(HIP)/ソフトコア | 61-65 HRC |
PH | 粉末焼結金属(HIP)/ソフトコア | 64-66 HRC |
PS | 粉末焼結金属(HIP)/ソフトコア | 56-60 HRC |
25 | 粉末焼結金属(HIP)/ソフトコア | 56-60 HRC |
PP | 粉末焼結金属(HIP)/ソフトコア | 62-65 HRC |
XA | ステンレス鋼/フライト先端硬化材 | 38-42 HRC |
XQ | ステンレス鋼/フライト先端硬化材 | 34-40 HRC |
Barrels
バレル
二軸押出機のバレル配列は、実行するプロセスのニーズに合わせることができます。 バレルの種類には、フィードバレル、サイドフィードバレル、ベントバレル、コンビバレル、クローズドバレルなどがあります。 バレル種類によって材料を追加したり、ガスや水分を除去することができます。 通常、バレルには熱制御を目的として冷却チャンネルが設けられております。 バレルは二軸押出機の構成の中でも特に高価で重要な部分であるため、多くの場合、交換可能なライナーが装備されています。 ユーザー任意の摩耗許容値を超えたことが検出された場合、このライナーのみを新しいものと交換することで再生化を図ることができます。
冷却システムが汚れや腐食で機能停止にならない限り、高価なバレル本体(外枠)は再利用できます。
C.A.PICARD®は、最高品質のバレルを、ライナー式、一体式、、またはライナーのみの交換で提供いたします。
C.A.PICARD®のサービス範囲には、ライナーの交換や、一体式バレルからライナー式への変更も含まれます。
弊社では、スクリューセグメント同様、豊富な経験を基に、クローズドバレル、コンビバレル、オープンバレル、ベントバレルなどあらゆる種類のバレルを製造・販売いたしております。
スクリューセグメントと比べ、バレルは交換頻度は少ないとされながらも、単価としては非常に高価なものであります。
弊社では、様々な材質でのご提案が可能であることはもちろんのこと、ライナー式バレルにすることで、新規バレル製作と比較し、割安で且つ新品同様の品質にてご提案することが可能でございます。
また、バレルに関しましても、部品番号及び製造ロット番号を刻印しております。
長年の豊富な経験及び年間数百個の製造体制の下、今後とも、効率的且つ高品質・低コストでの製造・販売に努めてまいります。
欧州ではHIP材ライナー式バレルが主流となっております。このシステムにより、外枠を再利用することが可能となります。
弊社では、ライナー式バレルの新規製作はもとより、既存の使用済み一体式のバレルを楕円にくりぬき、耐蝕・耐磨耗製HIPライナーをはめ込み、これまでの寿命と同等またはそれ以上の寿命をもつバレルにして、提供することが可能です。
もし、廃棄処分をご検討されている既存の一体式バレルもしくはライナー式バレルがございましたら、廃棄前に一度ご相談賜りますようお願い申し上げます。
また、HIP式ライナーは、厚さ約6~10mmの粉末金属ですので、溶射にて表面硬度を上げている材質とは異なり、表面も層内も同一の物性となっております。
そのため、溶射の場合、溶射部が磨耗すると以降は急激な磨耗が進行しますが、ライナー式の場合、ライナー交換されるまで、磨耗状態も一定の状態にて進行することになります。
このように、バレル本体は再利用・ライナーのみ交換することで、高品質のものを低コストにてご提供することが可能となり、必ずユーザー様のお役にたてるものであると考えております。
バレル材質
材質コード | タイプ | 材質 | 硬度 |
---|---|---|---|
AA | 一体式 | 窒化鋼 | 750-850 HV0.5 |
BG | ライナー | 粉末焼結金属(HIP) | 59-62 HRC |
B2 | ライナー | 工具鋼 | 61-64 HRC |
B5 | ライナー | ステンレス鋼 | 58-60 HRC |
SN | ライナー | ステンレス鋼 | 58-60 HRC |
HN | 一体式 | 粉末焼結金属(HIP硬化層) | 58-60 HRC |
CC | ライナー | 工具鋼 | 58-58 HRC |
BX | ライナー | 特殊材 | --- |
Shafts
シャフト
シャフトは、駆動トルクをスクリューエレメント、ひいてはプロセスに伝達する上で、非常に重要な役割を果たします。 設計上、幾何学的に非常に制約されたものとなり、その制限のなか特徴のあるシャフトを作り出すことは非常に困難とされております。 高トルクは、経済的な生産と最終製品の品質保証するために重要です。したがいまして、シャフトは最大限の機械的性能を発揮しなければなりません。 C.A.PICARD®製シャフトは、最新の素材技術を駆使しながら、最大限性能発揮できるよう設計・製作をしております。 限界に挑戦することで、二軸押出機の可能性を最大限に生かすことができます。
シャフト材質
材質コード | 仕様 |
---|---|
DF | ホットフォーミング |
DT | 調質鋼 |
EG | 硬化ステンレス鋼 |
D5 | 特殊高合金鋼 |
D4 | 調質鋼 |
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株式会社C.A.ピカード ジャパン